nit.11   パー5のセカンドショットを打つ前に

(連続しない3つのクラブを持っていくケース) 

 

 

 

 

 パー5のセカンドショットを打つ前に

 

最初にやることは、

 

250ヤードの表示杭

 

または、

 

200ヤードの表示杭を最初に見つけるということです。

 

 

 

 

 

次に考えて欲しいことは、

 

頭の中で「確率の掛け算」を行うことです。

 

 

 

 

パー5で流れをつかむためには、

 

2打目と3打目のことを

 

同時に考えておくことが大切です。

 

 

例えば、

 

残り250yの時は、

 

いくつかのクラブ選択の組み合わせがあります。

 

 

A :2打目 B:3打目

 

A 230(30%) B20(30%)

 

A 200(40%) B50(40%)

 

A 150(60%) B100(70%)

 

 

確率はA×Bです。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

※人それぞれ、ショットの精度が違うので、

練習時に自分の「確率」を把握しながら

練習しておく必要があります。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

3Wや5Wが「本当に確率が高くて」OBを打たない自信があり、

 

ショートゲームが得意なら、できるだけ飛ばしたら良いと思います。

 

 

逆に人によってはわざと2打目の番手を落としたほうが

 

トータルでパーオン率が上がることもあります。

 

 

 

元世界女王のアニカ・ソレンスタムは、

パー5で自分が女子プロの中では

ロングヒッターですが、

 

 

 

2オンしないと分かる場合は、

ティーショットから

 

FWやアイアンでフェアウェイキープを優先する

と語っています。

 

 

 

じゃあ、長いパー5はどうする??かといえば、

 

(例えば620yくらい。女性だと500yardくらい)

 

 

そこは割り切って「ボギーを真剣に取りに」いけば

 

いいんじゃないかと思います。

 

(仮にそういう飛ばしにいってOBを打つなら、現時点では

コースに対して必要な技量が足りないわけなので…

そこは現実を受け入れたほうがうまくいきます。)

 

 

 

 

賞金王を獲得した時の谷口徹プロは

 

ある年、

 

パー5でのイーグルは「0」だったにもかかわらず

 

バーディ数は1位というデータがあったと思います。

 

 

つまり、3打目のショットに

 

絶対の自信があるからこその

 

レイアップ(刻み)ですね。

 

 

 

 

 

 

セカンドショットを打つ前に、

 

 

3打目のホールレイアウトを先にイメージして

 

(OBゾーンの把握)

 

 

クラブを選びます。

 

 

 

ここで大事なことは、

 

この作業をできるだけ短時間で

 

カート付近で行っておくということです。

 

 

実際にボールのある地点に行って考えても良いのですが、

 

モタモタしている印象を与えたりするのは、

 

「キャディさんに行ったり来たりしてもらったり」

 

あまりスマートなゴルファーではないと思います。

 

(このへんは僕の主観ですが、スマートなゴルファーになりたいかたは

ここを意識されると良いと思います)

 

 

 

 グリーンに乗せることを目的としたショットではないので、

 

連続する3番手

(例えば、4番、5番、6番アイアンと言う意味です)

 

ではないクラブを3本持っていくと良いです。

 

 

 

 

人によりますが、

 

 

 

「飛ばす用のクラブ(FW、UT)」

 

「低い球を打つ用のクラブ(ロングアイアン)」

 

「ディボット跡かもしれないことを想定したクラブ(ミドルアイアン)」

 

 

あるいは、フェアウェイバンカーに入っている可能性がある場合は、

 

SWをあらかじめ持っていくようにします。

(例えば、残り距離が250ヤードあろうとも、脱出を最優先させるのです)

 

 

 

実際にボールの地点に行く前に、

 

いくつかのパターンをシュミレートして

 

最善手を選ぶ、将棋の棋士のように

 

全てカートから離れる前に考えることが大切です。

 

 

このことにより、「とりあえずショット」をしなくなります。

 

(本当は他の番手で打てば良いとわかっているが、

カートに戻るのが面倒くさかったり、

キャディさんに気を遣ってしまうので、

 

「とりあえず」そのまま打つこと) 

 

 

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「とりあえずショット」を

 

ラウンド中に0にすることを

 

目標にしてください。

 

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とりあえずショットという言葉は

 

「禅ゴルフ」という中に出てきます。

 

 

 

 

 

とりあえずショットをした後は、

 

間違いなく、流れが悪くなります。

(経験はありませんか?)

 

 

少し持ち運びが大変になるかもしれませんが

 

 

グリーンに届くことを

 

目的と「しない」ショットは

 

「連続しない複数のクラブを持っていく」ということを習慣にしてください。